ミャンマー大地震について

3月28日午後0時50分、ミャンマー第2の都市・マンダレーを震源地とするマグニチュード7.7の大地震が発生しました。

独立系メディア「DVB(Democratic Voice of Burma=ビルマ民主の声」の独自集計によると、3月28日にミャンマー中部で発生した大地震から10日が経過した4月7日午後1時(ミャンマー時間)時点で、全国の死者は4,325人、負傷者6,588人、行方不明者448人、救助された人は498人にのぼり、死傷者数は1万人を超えました。

様々な支援団体が援助活動を行っておりますが、被災地への道路陥没などアクセスが困難で、食糧、水をはじめとする物資の運搬もままならない状況です。また不安定な通信環境も、援助団体による支援を困難にしています。

ミャンマーはすでに深刻な食料不安に直面しており、人口の4人に1人にあたる1,520万人が食料不安の状態にあります。

震源地のマンダレー、また近隣のバガンは古都で、多くの遺跡が残されています。

元来ミャンマーは地震が少ない地域だったため、耐震設計の建物はほとんどありません。そのため多くの遺跡や建物が被害を受けています。

また人々も地震に対する知識、備えも少ないので、非常に不案な生活を余儀なくされています。

さらに、損壊建物の解体費用が高騰していて、復興作業にも影響が出ております。

ひっ迫している医療状況の様子の情報も届いており、少しでも人命が助けられますようにと祈るばかりです。